お待たせしました、ついに「京大生の推し講義」をまとめたので公開します。
2019年度後期の終わりにこのようなアンケートをtwitterで実施しました。
⚠京大生拡散希望⚠(学部問わず)
— つかもと ゆうた (@tsukamonta) February 1, 2020
楽単アンケートに触発されて、京大推し講義のアンケートを作りました
みなさんの推しを教えてください!!
めちゃくちゃ長いアンケートですけど必要なところだけ答えていただければ…
結果は上手に集計して後日公開します、回答お願いしますhttps://t.co/b1mJhFKkmz
今回の推し講義まとめは実際に自分が受けた授業と、このアンケートに基づいています。それなりの数・分野の講義を網羅できたのではないでしょうか。ぜひ参考にしてください。
引用部分が、「推し講義アンケート」回答からの引用です。評価が高く、多くの声が寄せられた先生は先生単位での特集を組んでいます。
※アンケートの有効回答数n=59
なお、これは「推し講義」のまとめであり、楽単のまとめではないです。紹介している先生は、やさしい先生が多いですが単位を取るのが楽とは限らないです。
やはり大学生には真摯に学問に向き合う姿勢が必要じゃないかなあ、と(自分が出来ているかといわれると苦しい者がありますが)。
長いので、とりあえず文系編と理系編にページを分けました。
理系編も”推せる”先生が数多くいるのでぜひチェックしてみてね
おすすめ講義凡例
講義名 | 先生 | 開講日時 |
分類 | 成績評価法 | 単位取得率 |
※単位取得率はへいほぅさん(@5ebec)のbotを参考にしています
推し講義まとめ本編・文系編
紹介する講義一覧(20年前期開講分のみ)
リンクをクリックすると、対応する場所に飛びます
時限\曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
1 | |||||
2 | 芸術学I | 自然地理学 | ラテン語A | 精神分析I | |
3 | ジェンダー論 言学I |
ILAS東洋史入門 | 精神病理学I 社会経済システム論I |
人文地理学 | |
4 | 地域地理学各論I(日本) | 日本近代文学I 精神分析学 倫理学I |
|||
5 | ILAS発達心理学 | ILAS科学論 都市空間論 |
ILAS社会心理学 |
武田 宙也准教授(美学)
芸術学・美学系で一番目にする先生。総論的に授業をしてくれるのでよい。知識の幅が広い。芸術と社会の関わりを丁寧に解説してくれる。
授業の内容が面白いです。奥さんと仲良くお散歩されているところが目撃されるそう、和みました。
芸術学I,II | 武田 宙也 | 前期ー後期:月2 |
人社群–芸術・文学・言語 | 平常点40%、試験60% | 65.4%(I) |
創造行為総論A,B | 武田 宙也 | 前期ー後期:金2 |
人社群–芸術・文学・言語 | 平常点40%、試験60% | 66.4%(A) |
芸術・美術論の入門講義。
芸術学は1年かけて芸術史を社会との関わりの中で学ぶ。
創造行為総論は前期が芸術史(芸術学I,IIの内容を半分にしたものだと思う)、後期が美学史(芸術学や創造行為総論Aとはちょっと違って哲学的な思索の話)。
哲学を総論的に知っておくことは人文系のどの学問においても重要な気がする。僕も創造行為総論受けてたけどおすすめ。
那須 耕介教授(法哲学)
変人講座(書籍)に寄稿していたはず、安心の裏にある思考停止を題材に現代社会を批評した内容で、京大の内外関わらず人類は読むべき”
うーん、”京大らしい”先生ですね
(その成立背景から、総人・人環には”京大らしい”先生が多い傾向にあります。このあたりもまたいつか詳しくまとめられたらと思っていますが。)
法とは何か、社会のシステム自体を考えることが専門の法哲学の先生。
日本国憲法 | 那須 耕介 | 後期:木3 |
人社群–法・政治・経済 | レポート100% |
67% |
法哲学を専門としているからか、社会現象の観点からの憲法を語り、とてもわかりやすい講義を行っている
たまに現代の政治的な問題について本質をついたコメントをする
日本国憲法の講義がレポート評価なの珍しい気がする。
法哲学基礎ゼミナール | 那須 耕介 | 後期:火4 |
人社群–法・政治・経済 | 平常点60%、課題40% | 83.3% |
先生の専門の法哲学について学びたければこちらをどうぞ
那須先生、今期は全講義が後期のみの開講なので注意。
大倉 得史教授(発達心理学)
・講義が面白い。1人1人と向き合ってくれる。
・息子のビデオを見るときかわいい
ゼミ系・各論系に定評のある先生。
「主体性」の獲得過程が専門。
ILASセミナー :発達心理学 | 大倉 得史 | 前期:月5 |
少人数群 | レポート他 | N/A |
発達心理学基礎ゼミナール | 大倉 得史 | 後期:月3 |
人社群ー教育・心理・社会 | 平常点40%、レポート60% | 95.6% |
受講生自身の自己分析とその討論を中心にするゼミ形式の授業。
後期の基礎ゼミはより内面的な心理課程に注目する。
自己分析をする機会がたくさんあって、自分の持つ価値観や世界観、考え方について改めて考えることができる。大倉先生のコメントでハッと気付かされることがたくさんある。アイデンティティが拡散している人は最適。最高。大倉先生大好き。
他に講義形式で心理学II(前後期-月2)、関係発達論I,II(前期ー月2,後期-水2)を開講しています。
松本 卓也准教授(精神分析学)
・話がめちゃくちゃ面白い。今の京大の問題点とかめちゃくちゃ話してくれる。
・授業の内容そのものはもちろん、授業前半の雑談もとてもキレキレで面白い。京大の現状を批判したりもする。
すっかり京大でおなじみになった名物教授。
話がめちゃくちゃ面白い。
京大当局に対する抗議集会とかでもよく顔を見る。
精神分析学 | 松本 卓也 | 前期:金4 |
人社群-教育・心理・社会 | 試験100% | 63.8% |
精神分析I,II | 松本 卓也 | 前後期:木2 |
人社群-教育・心理・社会 | 試験100% | 54.4%(I) |
精神病理学I,II | 松本 卓也 | 前後期:水3 |
健康群-健康・スポーツ科学 | 試験100% | 67%(I) |
・高校範囲の倫理を一通り知っていれば(そこまで詳しくなくても、世界史を一通りやったくらいの経験があれば)それらが現代精神医療にどう関わっているか、また人間の心理の動きとどう関わっているか教えてくれる。
・フロイト・ラカンの精神分析学の研究を、現代社会の諸問題と関連して教えてくれる。
・雑談が面白い。授業内容も(個人的には)面白い。また評価方式が試験100%の講義であり、人によっては鬼単のように感じているらしいが、教科書持ち込み可であるため、ある程度勉強しておけば単位は容易に取得できる。
精神分析学が一番の基礎講義です。フロイトとラカンについて基礎を学びます。
精神分析Iはプラトンからドゥルーズまで、より総合的に様々な物事を検討します。IIは精神分析学より応用的なフロイトとラカンの講義です。
精神病理学は精神障害に対峙する臨床的な題材です。
まつたくの講義は「教科書持ち込み可なのに、試験が何もわからなかった」という声も耳にするので、ちゃんとした勉強が必要である(過度に心配する必要はなさそう)。
柴田 悠准教授(社会学)
幸福論が専門の社会学の先生。
いろんなことに興味を示してくれる、一見お堅そうに見えるけど話したら優しい、育メン
広く知れる講義をしてくれる気がする。
将来のことを考えると、総人生は社会学をとるなら柴田先生(木3,金3)か吉田先生(月3,月5)にしておくべき。
ILASセミナー :社会学I | 柴田 悠 | 前期:金2 |
少人数群 | 平常点100% | N/A |
社会学基礎ゼミナールI | 柴田 悠 | 後期:金2 |
人社群-教育・心理・社会 | 平常点100% | 96.4% |
・持ち回りで一人一回 自分の気になること に関する論文を紹介し、それをみんなで聞いてディスカッション(という名のおしゃべり会)をするスタイルなので、先輩や先生含めいろんな人の考えてることに触れられる
柴山 桂太准教授(経済学)
・勉強になってると実感できる授業。体系的であると同時に時事ネタ、参考文献も提供してくれる。
・豊富な知識に加えてしゃべりがうまいので授業を聞けば自然と知見が広がる。(自分に興味がある分野だからバイアスがかかっているかもしれない。ごめんなさい。)
・京大では珍しいナショナリスト。政治家、財界の重鎮との人脈がすごく、基礎ゼミではエピソードもきける
・”授業内容が、我々が依って立つパラダイムを意識的に反省する機会を与えてくれる。また、学生に対して大変寛容で、疑問を投げかけると、親身になって答えてくれる。
・おもしろい
アンケートにて、堂々一位の5票を獲得した人気教授。
グローバリゼーションをキーワードに経済思想を説く。
社会経済システム論I,II | 柴山 桂太 | 前後期:水3 |
人社群–法・政治・経済 | レポート100% | 58.7%(I) |
柴山先生のメイン講義。
社会経済の変化を歴史的・理論的に考察する。
僕の周りのとってる人全員におすすめされてる。意味わからん。
また基礎科目として経済学I,II(前後期-月5)を開講。
山村 亜希教授(地理学)
文系の学生で大人気の山村先生。
人環所属のため、文学部生がよく悲しがっている。
・授業は先生自身の研究内容に関することで構成されており、オリジナルな話を聞ける。理系科目や法学などの一般的な話を聞く講義に比べて気持ちがこもって(?)おり、聞くのが楽しい。
・授業の内容がめちゃくちゃ面白いです、あと普通に先生は愛嬌があって可愛いと思います。
人文地理学 | 山村 亜希 | 前期:木3 |
人社群-地域・文化 | 平常点40%、レポート60% | 82% |
地域地理学 | 山村 亜希 | 後期:火2 |
人社群-地域・文化 | 平常点40%、レポート60% | 80.9% |
山村先生の地理学基本講義。
実際に地形図を用いて作業しながら、人文地理学の視点、考察プロセスを学んでいく。
地域地理学各論I(日本) | 山村 亜希 | 前期:月4 |
人社群-地域・文化 | 平常点40%、レポート60% | 79.1% |
地域地理学各論II(欧米) | 山村 亜希 | 後期:月4 |
人社群-地域・文化 | 平常点40%、レポート60% | 65.4% |
こちらは各論講義。
ある地域に絞って開講されるので、その地域が好きな人にはこちらも合うかも。
青山 拓央准教授(哲学)
人間の認識に関係する分析哲学の先生。
エモい話に定評があり、思索的な学生に大人気。
・講義中本人が楽しそう
・議論が正確,質問には真摯に答えてくれる,考えさせられることをいっぱい言う,眼光が鋭い,とにかくめっちゃかっこいい
なお、僕にはあわなかった。(科学論IIを受講)
科学哲学って、自然科学と形而上学の両側面からの注意深い議論が必要だと思うんだけど、過度に形而上学的というか、頭でっかちな議論になりすぎている気がする。
あとそんな感じで視野が狭い気がする割に採点が辛い。
ILASセミナー :科学論 | 青山 拓央 | 前期:火5 |
少人数群 | 平常点100% | N/A |
哲学に関わる「読めなかった」文章を検討することで文章精読の技術を学ぶ授業。
人生が変わる, クリティカルシンキングが出来るようになる, 青山先生の考え方により近い距離で触れられる
分析哲学の講義については認識人間学I,II(前後期-木2)を開講。
以下、先生紹介は省くが人気の高い講義。
論理学I,II | 山口 尚 | 前後期:金3 |
人社群-哲学・思想 | 試験100% | ※後述 |
・講義がおもしろい
・いわゆる「金3論理学」「山口論理学」と言うやつです。かなり人気の講座で、序盤は4共30が埋まる程人が居ます。
人社群に分類されていますが、内容的には数学的なところがあるので理学部の学生が非常に多いように感じます。
山口教授のレジュメはとても分かりやすく、このレジュメを完璧にすれば試験で満点すら狙えます。またそのレジュメにはポップなキャラクターが描かれており勉強の手助けをしてくれます。
教授自体も非常にユニークで明朗で学生思いの人で、この講義が人気である理由が分かるような気がします。
・理学部1回生の集会所
かわいいイラストつきのプリント
ジョジョのオタクは絶対ハマる
通称「山口論理学」。もう一人の先生の論理学、「安部論理学」と合わせて論理学の講義は京大生の中で超大人気。
山口先生のほうが、雰囲気が緩く、話がわかりやすい。おすすめ。
ただし、コメントで「レジュメを完璧にすれば試験で満点すら狙えます。」とか書いてるけどこれは話半分に聞いておき、心してかかろう。いざテスト勉強する段になって、自分の理解度の低さに絶望する人多数。安部論理学と併せて単位取得率52.2%となかなかの鬼単。
ちゃんと理解すれば単位はくるから大丈夫…
※これを書いている筆者は安部論理学を60点ジャストで切り抜けました
ちなみに安部論理学のほうは、もう10年近く変わっていない簡素な過去問(簡単に解けるとは言っていない)で有名。自らの力で論理学を学ぶ自信があるひとはこちらをどうぞ。ちゃんと出来れば単位コスパ最高の授業。
なお、今年度は阿部浩先生の長期出張により、後期に論理学I(木3)が開講されます。
倫理学I,II | 佐藤 義之 | 前後期:金4 |
人社群-哲学・思想 | 小テストによる | 77.7% |
授業に行って話を聞くだけで単位が来る(これが楽かどうかは個人差あり)。前後期で連続した内容で、「道徳を守る」ということに対して、色々な思想家の主張を紹介しながら、後期の最後には驚くべき答えが示される。倫理や思想家等についての前提知識は不要。先生の絵がかわいい。
フランス現象学が専門の哲学の先生。
これまでに出てきた安部先生も青山先生もそうだが、哲学の先生は”強い”ぞ。歯応えはあるが力になる。
ILASセミナー :社会心理学 | 永田 素彦 | 前期:水5 |
少人数群 | レポート等 | N/A |
防災意識が高まる、社会心理学について少し考え方を学べる、課題は軽め、グループワークが多くて楽しい
社会心理学の実践アプローチを学ぶゼミ。
心理学II(火2)・社会心理学(水1)は鬼単(cf.社会心理学の単位取得率45.4%)なので、永田先生の講義をとりたいならこれをとるべき。
人文的アプローチの心理学は非常に重要。
ジェンダー論 | 落合 恵美子 | 後期:月3 |
人社群–教育・心理・社会 | 定期試験 70%、平常点30% | 69.6% |
リレー講義でジェンダー論についてさまざまな観点から学べる
近年重要性を増しているジェンダー論の基礎講義。
前半は担当教員によるジェンダー論の基礎論、後半はゲストスピーカーを招いてのジェンダーの状況は課題についてのお話となる二部構成。
ジェンダー論を学んでおいて損はないです、色々考えさせられるので…
ギリシア語A,B | 堀川 宏 | 前後期:金3 |
人社群–芸術・文学・言語 | 課題30%、小テスト30%、期末テスト40% | 65.5%(A) |
シラバスによると課題:小テスト:期末テスト=3:3:4で評価されるらしいが、前期は受講者数が多く課題を見切れないからと課題30点分丸々くれた。後期はさらに小テストもやらなかった。つまりテストが余程悪くなければ単位は来る。因みに担当の堀川氏は京大で仕事をされるのはあと2年ほどらしいので是非お早めに受講してください。
京大らしい成績評価の緩い講義。近年、国際高等教育院の規制強化でどんどん”京大らしさ”が消えていっているんですよね…
ギリシア語やりたいひとはぜひ。(単位取得率6割台ってことはもちろん”ちゃんと”やらないと単位来ないですよ?)
ラテン語A,B | 西井 奨 | 前後期:水2 |
人社群–芸術・文学・言語 | 期末試験100% | 41.4% |
黄金期のラテン語ができる。『新ラテン文法』を教材に毎週章末問題で和訳演習を20-30文ほどする。講義は最初の60分くらいが演習の解説で残り30分くらいが新しい文法事項の導入。嫌でもラテン語の基礎体力がつくので非常にやりがいのある授業。また先生の気怠気な感じが非常によい。
文学部開講のラテン語のほうがよいという話も聞くがどうなんだろ。
(※文学部の他学部聴講は3回生からのみ可能になります)
“嫌でもラテン語の基礎体力がつく”のは魅力的かも。
言学I,II | 山中 延之 | 前後期:月3 |
人社群–芸術・文学・言語 | 平常点30%、試験70% | 73.3%(I) |
この講義は「言葉にまつわる日常的な疑問」をきっかけとして、主に日本語に関する言語学、歴史学を展開するという形式になっています。日常生活に論のきっかけがあるので話が非常に入ってきやすく、深い知見を得られます。
テストは論述形式で、日常生活にある言語学的な疑問に関する解釈を根拠を述べながら論じるというものです。このテストは「自力で解答を作る為に使用する物は全て持ち込み可」であり、「ヤフー知恵袋」と「有能な友人」以外は基本的に何でも持ち込めます。僕は試験時間の80分間、ずっとパソコンとお友達していました。
それだけの持ち込みが許されつつも、かなり手応えのある問題ばかりなので、自分のサーチング能力を試す機会にもなります。
京大ってなぜか言語学好きな人がすごく多い印象。
そんな言語学徒に大人気で、「この講義をモチベに大学来てる」と言わしめるほどの講義。
日本語の言語学的な基礎知識を学ぶ。
日本近代文学I,II | 須田 千里 | 前後期:金3,4 |
人社群–芸術・文学・言語 | 試験100% | 67.1%(I) |
・文学に対する愛が感じられ、読んだことのある作品についてなるほどそういう見方もあったのかと感心することも あまり板書をなさらないのでその分講義に集中できるのも〇
・短めの作品を扱うので読書が苦手な人にもオススメ
高校までとは異なる深い読み方ができる(I)
日本近代文学、ファンが多いですね。
前期は短めの作品からそのメインテーマを読み解き、後期は長めの作品1~2個(今年度は川端康成「雪国」と太宰治「人間失格」が題材となる)を冒頭から末尾まで読み込む講義です。
イスラーム思想入門 | 東長 靖 | 前期:金2 |
人社群-地域・文化 | 平常点30%、発表20%、レポート50% | 93.6% |
「イスラーム学の基礎」と比べ、イスラーム全般を満遍なく扱うよりはむしろ、内面的な思想に焦点をしぼって論じるらしい
・イスラームに少しでも興味がある人は取って損はないと思う。先生の話が面白い。イスラーム圏で入手した私物を毎回のように見せてくださる。少人数だから質問しやすいし認知も貰いやすい。フィードバックも楽しかったらしいがこれを書いている人は絶起して行けなかった。
・話がバラエティ豊かで毎週飽きない, 現地で買ってきた実物を授業中にまわして見せてくれる, イスラームについてあまり興味がなかったとしても興味を持ってしまうくらいにはその文化が奥深いことがわかる
なんか京大ってイスラムに強い先生が多い気がする。
他に例えば総人・人環の岡真理先生とか。
ILASセミナー :東洋史入門 | 太田 出 | 前期:火3 |
少人数群 | 平常点50%、レポート50% | N/A |
東洋史(特に中国史)が好きな人は絶対行くべき!楽単×楽しい×役に立つ!!100ページ未満の超入門書について1回書評を書いて発表すればA+確定!1回の授業で1人発表し、全員の発表が終わればあとは全部休講になる!私の時は半分以上休講だった!本選びは大量に発売されている「世界史リブレット」の中からすごく自由に選ばせてもらえて、もし先生が持っていない本を選んでもやりたいと言えば買ってきてくれます!
これまた人環文系の先生っぽいですね。やさしい文系教授は生徒がやりたいことに合わせてくれる傾向がすごく強い気がする。先生が持っていない本でも買ってきてくれるってのまではなかなか聞かないけど。
都市空間保全論 | 増井 正哉 | 後期:火5 |
人社群-地域・文化 | 平常点20%、レポート40%×2 | 88.2% |
海外で遺跡発掘調査に携わった先生の貴重な体験が聴ける 何でも持ち込み可で採点がやさしめのレポート試験なので気楽に受けられるのも良い
実務経験の豊富な先生です。京大のフィールドワークの伝統を強く感じる先生の一人。
前期には基礎論となる都市空間論(火5)が開講されています。
こちらも評判がよい。
自然地理学 | 水野 一晴 | 前期:火2 |
人社群-地域・文化 | 平常点30%、試験70% | 79.9% |
テストは授業の雑談をメモすれば解ける。授業に全く関係ない内容の問題に配点が大きく、単位は来やすい。
変な成績評価、楽単としても有名な地理系の名物講義。
ただし、授業中のパソコン等の使用が禁止されているのでそこに反感を覚える人はいるかも。
余談だが、この人の地理学入門書(シラバスの参考書欄を参照)はすごくわかりやすくておすすめ。
このほかにも京大には魅力的な先生が多数います(きっとね)。
たくさん勉強して、知的好奇心を満たしましょう!
スペシャルサンクス:アンケートに回答してくれた59人の京大生